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北海道岩見沢市 浄土宗青山禅林寺派「善光寺」 住職大久保水明による短い法話です。 #仏教 #浄土宗 #浄土宗 西山派 #仏の言葉 先日、お寺で法要がありました。 このコロナ禍にも関わらず、夕食は用意されていました。 食事を楽しみながら、親戚に「今年のあちらの雪はどう？」と聞いてみました。 そんなやり取りに時間を費やした後、席は終了。 読経と夕食後、私個人の感想ですが、なんとなく「充実している」というか「法事ができた」と感じました。 つまり、法要の儀式には「法事」として法要と読経だけが含まれると思っていたのですが、法要には「会食」も含まれるのではないでしょうか。 誰もが喪服を着て、そのテーブルで食事をします。 枕経、通夜、葬儀、火葬、骨壷納骨、七日参拝、四十九日法要。 その後、お墓や納骨堂に埋葬し、最後に全員で食卓を整えて夕食をとります。 このように、一つ一つ区切りをつけていくことで、人生で最も理不尽で不条理なことである「愛する人の死」を受け入れ、自分自身にフィードバックしていきます。 クンに違いない。 「あなたは大切な人だったのに、なぜ死ななければならなかったのですか？」 私たちは生きている限り、死ななければなりません。 頭ではわかっているのですが、理性的に納得させようとしてもなかなか納得できません。 なぜなら、私たちの「死」そのものが「苦しみ – 都合のいいように行かない -」だからです。 不合理で不条理でも、受け入れなければならないと自分に言い聞かせます。 理不尽であろうとなかろうと、そこには「死」という事実がある。 難しいですが、受け入れなければなりません。 それを理解しようとすることは不可能です。 受け入れたくない部分があるから。 しかし、「死」という事実を思い出さなければなりません。 この「儀式」は、理性と自然のギャップを埋めるのに有効だと思います。 枕経から始まる一連の儀式を通して、「大切な人の死」をゆっくりと受け止め、一つ一つ形にしていきます。 そして今度は、菩薩となった故人と一緒に、残された私たちがこの世を生きていきます。 私はもうこのサバにはいませんが、故人はまだ浄土にいると思ってこの世界に住んでいます。 会えなくて寂しいですが、極楽浄土での再会を目指し、より良い人生を歩んでいきたいと思います。 法事後の会食については、法事の規模やご家族によって様々な事情がありますので、絶対に必要というわけではありません。 しかし、法事後の食事は「空腹を満たす」だけではなく、読経のような「儀式」でもあります。 Twitter善光寺のブログ始めました

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